「そうだったんですか!明日頑張って下さいね!」 一樹さんの方を向いて言うと、一樹さんは笑っていた。 「ははっ。瞬一のライバル応援して大丈夫?」 あ!! そう言えばそうだっけ… いつも競ってるって言ってたっけ… でも… 「でも!瞬一先輩にもがんっばってほしいって思うのはもちろんですけど…あたしを助けてくれた一樹さんにも全力で挑んでほしいです!」 一樹さんはニコッとして… 「ぇ…」 あたしの頭に手をのせた。 瞬一先輩に頭を撫でてもらったのを思い出す。