「ごっごめんなさい!終わりましたよ!」 あたしは救急箱を閉じた。 「俺置いてくる」 「うん。ありがとう」 翔は救急箱を持って、店へと戻った。 「…大丈夫ですか?一応手当しておきましたけど…」 「お前手当出来るんだな」 なっ! 失礼なっ! 「お言葉ですけど、あたしだって手当くらいできますっ!」 「ははっ…そうか」 ははっ…って… 「瞬一先輩…笑いました…よね?」