「涼助、待たせたな」 「大丈夫…真夏ちゃん、どうしたの?」 「な…なんでもないです!」 瞬一先輩… さっきの優しさはどこに行ったんですか!? 歩くの速すぎです! 「こいつ歩くの遅い」 「瞬一先輩が速いからですよ!」 「…黙ってろ」 うぅ…! いつも通りの瞬一先輩だ… 「そっか。真夏ちゃん座ろっか?」 「はい!」 あたしと涼助先輩はベンチに座った。 「…涼助、俺あっちに行ってくる」 「わかった!」