電波的マイダーリン!





だってカイトってたぶん普通の人間とおんなじ心だろうし!

いくらあたしの“恋人候補”であろうとなかろうとやっぱり好きな人は自分で決めるだろうし!

だから!

一緒に住むあたしは一緒に居る時間が長いんだから好感度上げとかなければ!!


…という思考回路を約1秒の間に終わらせたあたしは、勢いよくカイトへ顔を向けた。


「時にカイトくん!!」

「なに?」

「キミ、普段着はお持ちかにゃ!?」

「…や、たぶん持ってない」


キタ!!


「ならば今から買いに行こう!!」

「は?」

「大丈夫!お金ならあたしの貯金が…あった…はず!…だから!」

「…説得力ないよね」

「いやある!!お金ならある!!確かプレミアカード買おうと思って貯めてたお金がある!!」


あたしは机の引き出しからゴソゴソと封筒を取り出し、中のお金を確認する。

ひぃふぅみぃ…

うん、ブランドにこだわんなかったら、Tシャツ2、3枚にジーパン一本くらいは買える。

あたしはそのお金を財布に移し、次にクローゼットを開けた。


「カイト、今から出掛けるよ!」

「…いや、あんた、」

「んにゃ?」

「カード買うんじゃないの?」