「あ、もしもし?和兄?
うん、今さ、終わった…ん、そうそう和子の結婚式。
俺さ、本当和兄たち馬鹿だと思うわ。
え?分かんねぇの?
2人とも嘘つきだからだよ。
和兄は結婚してねぇーし、つーか、彼女すら和子以来いないし。
和子は和子で和兄の想いを誤魔化して太郎と結婚するし…2人とも両思いなのに勿体無いね。
あ?何も言ってないし、何もしてねぇー……あっと、悪ぃ。したわ。
和子に式の前に会って、和兄がいつも吸ってる煙草吸ったわ。
んな、そんなに怒ることじゃねぇじゃん。
まぁ、和子は泣いてたけど、太郎と結婚したし、和兄が思ってた通りになって良かったじゃん。
は?和兄が思ってることなんて丸分かり。
和兄の子どもだと思ってたのが、本当は違う奴との子だったって分かったけど、和子を悲しませた手前、和子に説明をしてヨリを戻そうなんてこと自分勝手な和兄でもできない。
だから和子との未来を諦めて、和子には早く他の人と幸せになってもらうために和兄が結婚したって嘘を俺につかせて和子を遠ざけたんだろ?
は?当たり前だろ。
伊達に和子と和兄のキスシーン何回も見てねぇよ。
え?キスしてた時の和子の表情?
あぁ…覚えてるよ」

