君と歩く

お兄ちゃんの学校での様子とか。
結城さんは、今までにもうちに遊びに来たことがあるらしい。
あたしは、何も気づかなかったけど。

少ししてから、結城さんは帰った。

さっきまで賑やかだったのに、静まり返ったリビング。

部屋に戻ろうとしたあたしを引き止めたのは、お兄ちゃん。

「なに?」
「まだ怒ってるか?」

玄関での喧嘩で、まだあたしが怒っていると、勘違いしたらしい。
もう怒ってないのに。

「怒ってないよ。これからちゃーんと、塾の時迎えに来てくれたら許すー。あ、あと…たまに、勉強教えて…」