君と歩く


焦りながら話していると、あたしの頭の上に手をのせて、ぽんぽんと撫でてくれた。

その時、あたしはようやく顔を見た。
すごく整っている顔で、優しそうな少しタレている目。
走りすぎて、赤くなっている頬。
全てが魅力的だった。

「大丈夫だった?怖かったよね…。もう少し、早く気づけば…。」

「あ…助けてもらっちゃってすみません…!!本当に…怖くて…」

思い出しただけで吐きそうになる。
あの男どもの気持ち悪い声。
早く忘れたい……。