「やめてっ…!!」 あたしは、とっさに叫んだ。 それと同時に、あたしを助けてくれた男の人の手首を掴み走った。 時節足がもつれたけど、懸命に走り続けた。 怖い男どももはじめは追いかけてきていたが、酔っ払っているためきちんと走ることができなかったから諦めたみたいだった。 追いかけてきていないことはわかっていたけれど、あたしは走ることをやめなかった。 怖かった。 あたしは少しでもあの場所から遠くに行きたかった。