君と歩く


「俺らと遊ぼうぜぇ?」

走って逃げようとしたあたしの手首を男が掴んだ。
全身に鳥肌が立つ。
気持ち悪い…っ!!!

「やっ…さわらないでっ…」

精一杯叫んだつもりでも、怖くてか細い声しか出なかった。

「お、顔可愛いじゃぁん!ラッキー」

そう言って、あたしの顎もつかむ男。
確実にこいつらは酔っている。
目の焦点があっていない。

ここの道は、なかなか人が通らない。
携帯もないから助けも呼べない。

あたし…このままヤラれるの?
こんな形で初めてを失うの…?