君と歩く


涙で濡れる優里の頬。
それがいつもの強い優里を感じさせなかった。

優里も、私と同じで心配かけたくなくて抱えこんでいたのがわかる。

見ている私まで泣きそうになるくらい、
優里の姿は痛々しかった。

「ねぇ優里。抱えこみすぎだよ。1人で無理しないで。」

まだ丸くなっている優里にゆっくりと伝える。

「結城さんに、聞いてみようよ。
誤解かもしれないよ。」

私のその言葉に優里がやっと顔をあげた。

さっきと違ったのは、怒っているということだけ。

目はまだ赤くて、鼻まで赤いままだった。

「聞けないよ!!!
聞けるわけないでしょう?!!
あたしっ…みたもん…!!!」