君と歩く


『あんな胸もない童顔女なんて、圭吾の好みじゃないでしょ?』

そんなはっきり言わなくていいじゃない…。

でも、そうだよね。
私なんか、見てもらえるわけないよね。



早く帰ろう。

こんなとこにいても、意味なんてない。

ここにいたら、余計なことまで考えてしまう。


トウヤにふられたこの場所で
黒原くんへの思いに気づいた。

そしてまたここで泣いた。