「奏は、私の弟だよ。少し度が過ぎてるけど優しくて姉思いなの。」 前に、私が弟と言おうとしても奏がそれを遮って言わせてくれなかったんだっけ。 だから、こんなこと聞くんだよね。 「え?弟?」 「そうだよ。私の実の弟。」 私がそう言うと、少し強張ってた荒川くんの顔は、穏やかな顔になった。 「なんだ、弟だったんだ。彼氏かと思ってた」