君と歩く


階段から落ちて…?
違うじゃん…。
私のこと助けてくれようとして、怪我したんじゃん。
どんだけ優しいの…?

「うわ、階段から落ちたって?まじか。だっせぇな、琉。まぁ、それはいいけど、その鈴木さんは?」

ピョコッと荒川くんの後ろから顔を覗かせた。

「鈴木未紗です!遅れてすみません」 

「あ、後ろにいたのね!琉の事助けてくれてありがとうね!…じゃぁ、2人ともバイトしちゃお!」