「なにあの態度…。あれ?これ、結城の教科書だ…。しかも、数字じゃん。」
明日、数学のテストがあるっていってたから、真面目な結城なら使うはず…。
なかったら、困るよね…。
「届けに行こうっと!」
暗い道を自転車で爽快に漕いでいく。
歩きにしなかったのは、前みたいに
危ない目に遭いたくないから。
この角を曲がれば、結城の家。
曲がろうとしたとき、結城の家の前で声がした。
「ちょっと、結城!!!やめてってば!」
え?結城?
「優愛(ゆあ)。早くうち来いって。」
「やだやだ!!また、ヤるんでしょ?今日は、体力的に無理。」
優愛?
また、ヤる?
体力的に無理?
…何が起こっているんだろう。

