君と歩く


「姉ちゃーんっ♪帰ろっ帰ろっ!」
「やっ、奏!校門にいてって言ったじゃん!」
「早く会いたくて♪」
「もう〜っ」

奏くんは、お兄ちゃんと同じく、かなりのシスコン。
こうやって、たまに2人で帰っている。

「優里!またねっ!」

「ん、ばいばい」


あー、あたしも早く帰ろっと。

下駄箱で靴を履いていると声をかけられた。

この声…!!!

下に向けていた顔を真っ直ぐにして声の主を確かめた。

「優里ちゃん」

にこっと微笑んで、あたしの名前を呼んできた。

「ど…どうしてここに?」

驚きを隠せないあたし。