あたし達は屯所をぐるぐる回っていた

「ここが俺と烝くんの部屋。何かあったら呼びに来てね?隣は島田くんの部屋だから俺たちがいなければ、彼のところに行きなね」

「はいわかりました」

「これで、最後だね。広いけどわかんなくなったら誰かに聞きなね?教えてくれると思うから」

「はいありがとうございます!」

「元気でよろしいw暇になっちゃったね…うーん…あ!じゃあ、千鶴ちゃんに必要なのとか買いに行くか!」

千鶴ちゃんがアワアワし出した
可愛いゎ

「え、そんな大丈夫ですよ!」
「大丈夫大丈夫。それに俺も街に用があるからついでにってことでさ」

「じゃあ、お言葉に甘えて、お願いします」

「わかったよー。じゃあ、土方のとこに行くか」

「はいっ!」

あたし達は話しながら土方のところに行った




「副長ー失礼しまーす」

「朔弥…てめえいい加減に俺が許可したら入れよ!!!」

「うるさーい。そんなことよりも、副長ー千鶴ちゃんと街に行ってきまーす」

「あ?何でだ?」

「え?そんなこと聞くの?副長って失礼ねぇ」

うわーって引いた目で見てあげた
偉いでしょ?

「ちっ…わかったよ!じゃあ、金やるからさっさと行ってこい!」

「わーい!千鶴ちゃん副長ーの奢りだってさ!」

「え?本当ですか?土方さんありがとうございます!」
千鶴ちゃんもにこにこ言った

「さっさと行け。ただし、門限までには帰ってこいよ」

「はーい分かりましたよーじゃ、行ってきまーす」

あたしと千鶴ちゃんは土方の奢りで街に出かけた