「副長ー連れてきたからしつれーしまーす」
またまた許可を得ずに入りましたよ
ガラッとな

「朔弥ぁぁあ!!ってめぇ何度言ったらわかんだよぉ!」

土方山大噴火ぁw

「はいはいわかりましたよーそれよりも、幹部たちに説明してあげてくださいよー」

「ちっ、お前ら朔弥の後ろにいる餓鬼は、雪村千鶴だ。"アレ"を見ちまったから屯所に置いておくことにした」

すると、幹部たちが騒ぎ始めた

「え、土方さん"アレ"を見たんなら斬っちゃった方がいいんじゃないの?」

沖田が首を傾げて言った
おいおいいくら隠しているからと言って雪白家の長女を殺したらあたしと烝以外全員処刑だぞ?

「そうしたいところなんだが、実はこいつ、あの綱道さんのところに居候していたみたいで、綱道さん探しを手伝ってもらう」

「え?雪村だっけ?なんで綱道さんを探しに来たんだ?」

藤堂がそう聞いてきた

すると千鶴は少し俯いて

「私は小さい頃から父、綱道の下で育てられました。
父は私を大切に育ててくれました。しかし、ある日父に手紙が来て京での仕事が入ったみたいで、父は京に行きました。父が京に行く前に定期的に手紙を書くと言ってくれました。
京に行ってから、父の言った通り一週間に一通か、それ以上の割合で手紙を送ってくれました。
しかし、一月ほど過ぎた時急に手紙が来なくなったのです。忙しいのかな?と私はあまり気にしないで過ごしたのですが、それがまた一月続いたのです。
なので私は父を心配して京まで探しに来たのです」