「土方が千鶴ちゃんのこと場合によっては斬るとか物騒なこと言ってたから。あと、綱道を探しているって言ったほうが楽に動けると思ったからね」

すると納得した様子の千鶴ちゃん

「そうですか…ありがとうございます。」

「 いいえ。あとさ、俺のこと朔弥さんじゃなくて、朔弥って呼んでくれない?」

「えっ!?そっ、それは無理ですよ!!」

あたふたと焦っている千鶴ちゃん

「えぇーなんか俺が嫌だから呼んでくれない?」

「うぅ…分かりました」

「いい子だね」

頭撫で撫でしてあげたら、顔を真っ赤にした千鶴ちゃん

「子供扱いしないでくださいよぉ!」

「いや、あんまりにも可愛すぎるから」

「なっ!!可愛いって///」

「女の子だなぁって思ってね。羨ましいなぁ」

あたしも女だけどそういうこと出来ないからね

「え?羨ましいってどういう意味ですか?」

あ、聞こえちゃったみたい

「いや、何か可愛いなと思ってさ」

「なっ!!可愛くないですよっ!」

「いや、女の子らしくて可愛いと俺は思うよ?」

「うぅ///は、恥ずかしいです…」

「ふふっそこが可愛いんだよ?ま、とりあえず千鶴ちゃんはこれから暫くここで過ごすことになるね。多分隊士は無理だから女中でもやらされることになると思うね」

「女中ですか?料理できて良かったぁ」

「料理できるの?なら良かった。ここ俺と烝と斎藤と源さんとあと何人かの隊士しか料理できないから困ってたんだよね…」

三馬鹿に作らせた日には炭しか出てこないからね…

「そうなんですか?あたしも手伝いますよ!」

「お!それは心強いね。じゃぁ、今度手伝ってもらうからね」

「はい!頑張ります」

ーーーーーー

半刻くらい話して
「あ、もう眠いでしょ」

あくび噛み殺していたみたいだし

「ちょっと眠くなってきました」

「じゃぁ寝るか。俺も、部屋に帰らないと烝に怒られちゃうしね」

「はい。わざわざ今日はありがとうございました。明日からまたよろしくお願いします☻」

「よりしくねじゃあ、おやすみなさい」

「はい。おやすみなさい」

手を軽く振って部屋を出て


あたしも部屋に戻って寝ることにした