「夕美・・・・・?」 「うん、そうだよ?」 あれ、俺教室にいたのに・・・・・。 そんな俺の心情を察したのか、 「放課後、机に突っ伏しながら熱で気失ってたみたいだよ。透君たちがここまで運んできてくれたの」 と、今までの出来事を話した。 「熱・・・・・」 そうか、だからあんなに頭痛かったのか。 寝起きで未だボーっとする頭で考えていると、 「じゃあ、須藤さんたちに目覚めたこと伝えてくるね」 と夕美は俺が寝ているベッドから離れていく。