まさかと思い、俺はお腹辺りのシャツを捲り上げる。 そして、腹部にいくつもある大きな痣に言葉を失った。 「やだっ!!見ないで!!!」 夕美の目からは涙が溢れていて。 「・・・・・誰にやられた?」 そう聞いても夕美は見ないでと泣き叫ぶだけで。 「誰にやられたかって聞いてんだよ!!」 俺の怒鳴った声にビクッとして、やっと静かになった。 そして、ゆっくりと口を開く。