「式にも出ねぇで何してんのかと思えば、何してんだよ!こんなことして夕美ちゃんが悲しまないとでも思ってんのか!?」 「返せよ・・・・・俺は、夕美のとこ行くんだよ」 フラフラ立ち上がって、蒼佑が持つカッターナイフを取り返そうと手を伸ばす。 その時 パンッ!! 今度はさっきの鈍い痛みとは違い、鋭い痛みが頬を走る。