顔がカァーと赤くなり、下を向いた。 ……心臓がドキドキいって、止まらない。 先生は黒板に解説を書いている。 解説をする声を聞くだけでまた、心臓はぎゅうっとなって、苦しいけど、甘い痛みを帯びる。 ちらりと黒板を見上げれば、声を張り上げて解説をする先生の姿が目に入る。 先生……… 今日も、大好きです。 そう、心のなかでつぶやいた。