「颯輝」 私がそう声をかけると、こちらを見て微笑む颯輝。 「学校お疲れ」 そういうとポン、と頭に手を置いてわしゃわしゃと頭を撫でた。 「わ、ちょっと、クシャクシャになるじゃん!」 今朝、少しだけ気合を入れて巻いた髪の毛。 「うん、かわいいよ」 そう言って笑うと、今度はまいている毛先を自分の指に絡め始めた。