「そうなんですか」




あたしはそれだけ言って屋上の隅に足を運んだ。



あまり関わりたくないな。



まぁ、関わりなんてもうないと思うけどね。






…あぁ。



歌いたかった。




彼がいるから歌えない。



バレてしまうかもしれないから。