後ろ姿からすると男の子だ。 屋上に人がいるなんて珍しい。 あたしはそう思いつつも気にせず屋上に入った。 ガチャ ドアの音で振り返る男の子。 男の子の顔は太陽の光でよく見えなかった。 顔は見えないけどなんとなくあたしをみてる気がしてあたしも見つめ返した。 自意識過剰とかそんなんじゃなくて、ほんとうになんとなく。