すると、あたしの意図を読み取ったのかわからないけど言った。



「君ひとりでもいいけど」



彩音を怖がらせたくないのは本当だけど、話したくないのも事実。



あたしは少し顔を歪めると、放課後絶対だから。と言った瞬間チャイムが鳴り三郷優は席についた。



絶対とか決められてもあたしは承諾してないんだから話す義理はない。



彩音に今日は先帰ってて。と言ったら、まさか話聞くの?と言われたから、まさか。逃げるだけ。と小声で言って鞄を持ち屋上に向かった。