さっきからあたしの制服掴んでる彩音の手が震えてるから。



はぁ、遠回りしてでも違う道から行けばよかった。



「チッ……」



銀髪はただ舌打ちをした。



これは通っていいってことだよね?



「彩音、行くよ」



「う、うん…」



5人には何も言わず横を通り過ぎた。