はぁ…とため息をつきたいのをおさえて、彼らにといかける。 「通させてもらいますか?」 もちろんポーカーフェイスをたもって。 彩音はあたしよりちょっとうしろであたしの制服をちょこんと掴んでる。 「無理、とおりてぇなら違う道で行けや」 銀髪がすごい睨みながら言った。 睨んでるというより目つきがわるいのかな? 「そこから行くと教室近いんですよ。だから通してもらいます?」 銀髪にかまわずもう一度きいた。