ちなみにあたしがさっき目があったのは金髪の人。



彩音が移動したいって言ってるけど移動するにもさっき目が合っちゃったし逃げるみたいで嫌だな。



だから彩音には大丈夫、とだけ言ってその場にとどまった。



それで、そのまま普通にここにいて男の人達が隣を通るのを待った。






「席使え」





通りすぎる瞬間、金髪はあたし達にぼそっと言った。




「え」




彩音が、驚きのあまり声を漏らす。