周りを見回すと、保健室…なんだけど、あまり見慣れない保健室だった。
あ、ここ普通科の校舎の保健室じゃなくて、芸能科の方の保健室だ…。
光輝『お前…熱あったんだ…。』
莉桜『熱か…。どおりで昨日より体が…。』
光輝『…無理してんじゃねぇよ…。でも、具合悪いのに気づいてやれなくて悪かった。』
そう言って謝る光輝を見て、私は笑ってしまった。
光輝『お前…何笑ってんだ?』
莉桜『自分の体調管理もできなかった私が悪いのにそんな風に思ってくれてるんだなぁって思ったら嬉しくて。』
自然と笑ってしまったんだ。
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