転校先は、男子校⁉〈上巻〉【完】





しばらくして、お姉さんが戻ってきた。


「綺羅くん。綺羅くんは、これからここで過ごそうね。私と、綺羅くんと同じくらいの年の子と、みんなで」



この言葉を聞いたとき、僕は施設にいて、それで、家を失ったとわかった。



「はい。これからよろしくお願いします」


僕は、心のどこかでわかってたんだ。


お父さんにとっくに捨てられていることに。