しばらくして、お姉さんが戻ってきた。 「綺羅くん。綺羅くんは、これからここで過ごそうね。私と、綺羅くんと同じくらいの年の子と、みんなで」 この言葉を聞いたとき、僕は施設にいて、それで、家を失ったとわかった。 「はい。これからよろしくお願いします」 僕は、心のどこかでわかってたんだ。 お父さんにとっくに捨てられていることに。