シークレットガール

「可愛い子ちゃんがいるじゃん、お名前は?」


なんて、白々しく聞いてくる。


と、いうことは、斗真の言う兄貴って、、、


「山吹さん。そいつ、陸の女ですよ」


余計なことを言う、勝。


「へぇ~、陸の女ねぇ」


楽しそうにあたしのことを見る。


そう、中に居た男は、山吹だった。


斗真と兄弟だったんて、山吹から貰った情報には1つも書いてなかった。


ヤラれた、、、


あたしは何も言わずに、空いているソファに愛華と座る。


山吹が彼らに、余計なことを言うことはないと思うが、、、


あたしは、山吹を睨む。


でも、相手は心底楽しそうな顔をしている。


ムカつく、、、