シークレットガール

お互いに、割り切っているなら調度良い。


後々、面倒なことにはならないだろう、、、


ゲーム感覚で始めた、陸との関係。


誰かを本気で信じたりすることが出来ないあたしが、この賭けに負けるはずがない。


聞き出せるだけ聞き出したら、自分からゲームオーバーにすればいい。


ゲームオーバーになった時あたしはきっと、もう高校には居ないのだから、、、


「行くぞ、リン」


そう言うと、校門の方へと歩き出す。


校門のところには、いつから停まっていたのかフルスモークのセダンがと持っている。


流石、山吹組がバックに付いているだけのことはある。


こんな高級車に簡単に乗れる人間なんて、そうそう居ないだろう。