シークレットガール

あたしは、この男に何かした覚えはない。


陸と出会ったのだって、つい数十分前。


なのに、陸は何故かあたしに関わってくる。


「あたしに惚れたわけ」


あたしはからかうつもりで、そう口にした。


「遊んでやっても良いぜ」


陸は、あたしが期待した言葉とは違う言葉を言う。


は?


「遊んでやっても、、、」って、バカじゃない?


てか、こっちが「ごめん」だ。


「バカじゃない」

「俺はいたって、真面目に答えてる」


陸はあたしの頭を引き寄せ、唇を重ねてきた。


チュッと音と共に、開放される。


「どうする?」


陸は楽しそうに、聞いてくる。


そっちがその気なら、、、