シークレットガール

友達の居ない、あたしにはわからない。


「あなたのこと嫌いじゃないけど、友達に興味はない」


イライラして、立ち上がる。


あたしには、関わらないで欲しい。


「待てよ」


立ち上がったあたしの左肩を、後ろに座っていた勝が掴む。


「、、、ッ」


それに、声にもならない声が漏れる。


勝が掴んだところは、昨日柚に焼かれたところ。


傷だって治りきっていないない、、、


タラッと、何か流れるものを感じた。


Yシャツの上にブレザーを着ているおかげで、見えていない。


__ドンッ__


あたしは勝のこと突き飛ばす。


そして、急いで教室を飛び出した。


痛さで、顔が歪む。