シークレットガール

柚が拒めば、あたしは話すつもりはない。


でも、柚が知りたいと望むのなら、教えてあげたいと思った。


柚にとっての本当の父親を、、、


きっと、山吹は柚のことを受け止めてくれると思う。


「どうする、柚?」

「あ、あたし、これ以上傷つくの?」

「わからない」


だって、あたしは柚じゃないから、、、


「でも、良い話じゃないでしょ?」


柚がそう思うなら、そうなのかもしれない。


だって、柚が生きてきた人生を変えてしまうかもしれないから、、、


「あたしは何も言えない。でも、変わらないものもある」


あたしは柚の手を握る。


「あたしと柚は、兄弟だっていうこと。楓も椿も、、、。それは変わらないし、変えられない」