シークレットガール

「タカヒロ、来てたんだ」


部屋から出てきた柚がタカヒロを見る。


「あぁ。って、そろそろ、時間だ」


タカヒロの言葉を聞き、時計に目をやると調度良い時間になっていた。


「行こう」


そしてあたし達3人は、月光のたまり場へと向った。


月光のたまり場の前にはたくさんの車が止まっていた。


その車のナンバーを見て、警察の車だということがわかった。


「もう来てるみたいだな」


車に気付いたタカヒロが言う。


あたしはタカヒロの言葉に返事を返さず、歩みを進めた。


エレベーターに乗り込み、「閉」ボタンを押す。


でも、あたしは中々部屋の階のボタンを押そうとしない。