シークレットガール

みんな、あの男と同じに思える、、、


楓や椿でさえ、あの男と同じ人なんじゃないかと疑ってしまう。


あたしは、、、歪んでるのかもしれない。


でも、怖いんだ。


人と関わるのが、、、


誰も信じられないんだ、、、


警察関係者の人間なら、尚更。


体が、拒絶してしまう。


思い出したくもないのに、思い出してしまう。


お母さんが死んだ時のことを、、、


それまで、警察官は平和を守るヒーローだと思ってた。


あの時までは、、、


病院の待合室で待っていた時、恐持ての男の人達に囲まれた。


いきなり、警察手帳なんか見せてきたりして、、、


「怖かったね」とか「もう、大丈夫だよ」とか、そんな優しい言葉の1つでもくれるんだと思っていた。