早とちりヤキモチ【短編】




「………」



蒼は黙ったままあたしを睨んだ。




「蒼?何があったの?」


あたしは蒼の隣の空いてるスペースに腰を下ろして、蒼の方を向いた。




「蒼?」


できるだけ優しい声で話しかけてるつもりなのに、全然機嫌をなおしてくれない蒼。