本当、優しいんだから。



そんなところも好き、なんて。



きゃぁぁぁ!あたしなに考えてっ!



「あのーすみません」



1人バタバタしていたら、誰かに話しかけられた。



「えっ!?は、はいっ?」



やだ、今の見られた?



見上げると、小柄な可愛らしい女の子が2人、立っていた。



「楠紗英子さん、ですか?」



「……?そうですけど」



「私たち、1年なんですけど」



「あ、はい」




っていうことは織くんと同い年だ!



なんだかすごく大人っぽい……。