甘い心はあなた一色





「……はは、なんか変だね」



「へ?」



さっきとは違って、優しい顔で笑っている織くん。



へ、変?



えぇと、まぁたしかに。




「ジャージにスカートは、合わないよね……」




青色ジャージに、制服の紺チェックスカート。



うん、合わない。



「でも、さっきのよりはマシ」



「……え?どうして?」



「どうしてって……」



あたしの問いに、ちょっと気まずそうに織くんが口を開いた。