「あ、し、織くんごめ……」 見上げると、すぐそこに織くんの綺麗な顔。 わわわっ! 「ご、ごめん……」 「じゃあさ」 織くんの顔が、ゆっくりと近づく。 「え、な、なに?」 「紗英子さんからキスしてよ」 「え?そ、それは……」 「プレゼント、くれるんでしょ?」 そう言うと、織くんは目を閉じた。 まつげ長いなー。綺麗な顔だなぁ。 ……じゃなかった!