「別に?俺がしたかっただけだから」 「え……」 「はぁ、本当今日保つかな」 「えっ、なんで?」 保つってなにが? 「いやなんでもない。それより――」 首を傾げるあたしの髪を、織くんがふわりと撫でた。 「今日は髪、巻いてるんだ」 「あ、うん。綺麗に巻けたんだっ」 織くんのためにオシャレしたくて。 無駄なことだってわかってるけどね? 少しでも可愛くみられたいの。