「じゃあ多部くんと関わるの、止めてよ」 「え?」 織くんと付き合ってるからって、どうして彼方と関わるのを止めなきゃいけないの? 「楠さんが多部くんの隣にいて、いい迷惑なの。あたし達にとっては」 「でも、あたし達は幼なじみで……」 「そういう理由付けがウザイって言ってんの!」 今度はガンッと後ろの靴箱に、女の子が拳を押しつけた。 「ただの幼なじみが、でしゃばんなってことよ!」