織きゅん、並みだよ? キモがられたくないから、言わないけどさっ。 なんて甘い時間もつかの間。 「緒方ー後半戦始まるぞー」 「おー今行く!」 部活の仲間の声にそう答えて、織くんがあたしを見た。 「試合行ってくるから、よかったら見てって」 「うん!」 もちろんっ!言われなくても見ますからっ! あたしの笑顔を見て、織くんは納得したようにコートに戻っていった。 あたしは応援しかできないけど、目一杯応援するから! がんばって織くんっ!