「織くんのせいなんだからね!?」 あたしが嬉しいって思うことするからっ! いつもいつも振り回されっぱなし。 あたしの気持ちは、いつでも織くんの思い通り。 「そんな俺は嫌い?」 「えっき、嫌いじゃないけど……」 むしろ好きですけど。 「じゃあ、責任とるよ」 「へ……んっ!」 再び触れた、織くんの唇。 誕生日のキスは、甘い甘いりんごあめの味がした。