「ごめんねー!結愛ちゃん!」
そう息を切らしながら、大荷物をぽんと置いて、エプロンをかける
「いいえ、あの、私料理何もできなくて…全然進んでないんですけど…何か手伝うことありますか⁇」
そんな言葉からいろいろとやらしてくれたけど、全くもってできない私に驚く末永のお母さん
ほんと自分が情けなくて
恥ずかしい
「こりゃまずいよ、結愛ちゃん!」
「ご、ごめんなさい…」
落ち込む私に優しく微笑むお母さん
「いいのよ、最初はみんなできないものよ。お母さんと料理とかはしたことなかったの?」
そんな言葉に少し沈黙が流れた
なんて答えたらいいのかわからなくて頭をフル活用する
「何か事情があるのね?別に無理して話さなくていいわ」
落ち着いたトーンの優しい声
末永をおもいだす
「母親とはしばらくあっていません。」
私は作り笑いをした
そして、自分の家族のことを簡単に説明をした
私の話をきいて末永のお母さんは私のことをかわいそうな目で見たりはしなかった
ただ、優しく笑って
私の話を黙ってきいていてくれた

