「はぁ…ちょっと待ってて」


私は、部屋に向かった。


確か…


ここら辺にあった気がする…


ゴソゴソ


あ。あった‼︎


私は、それを持ってリビングに向かった。


ガチャ


流星「遅かったね〜」


「ごめん…」


私は、“あるもの”を机に置いた。


流星「なにこれー?」


航平「写真…ですか?」


「うん。裏を見て?」


みんなが写真の裏を見た。


燐斗「…え…?」


航平「…燐斗の名前…ですね…」


そう。写真の裏には…


私と燐斗の名前が書いてある。


圭「燐斗、親いるよな?」


燐斗「うん…」


龍騎「つまり、お前は捨てられたんだ?」


糞兄貴がニヤッと私を見て、笑った。


捨てられた…


か…


航平「龍騎さん‼︎なんてことを言うんですか⁉︎」


「航平、いいよ。捨てられた…そうかもね」


私は、作り笑いで答えた。