秘密だらけの孤独姫



人を見て、驚くとか失礼じゃない?


ちょっと…


いや、ものすごくイラっと来た。


流星「君…空華…?」


ん?私の通り名?


「そうだけど?」


航平「空華は…行方不明なんじゃぁ…」


行方不明…?


なにそれ…?


「俺がいつ行方不明になったんだよ?」


流星「え?でも…噂で…」


「噂…か…」


誰かが流したってことか…


でも、誰が…?


考えてもわからない…


「とにかく…噂を信じるな」


健「なぁ…空華って一匹狼やんなー?」


「あぁ」


健「なら、ええねんけど…」


「なぜ、そんなことを聞いた?」


健「…一応な〜。誰かと繋がってるかもしれへんしな〜」


「ふっ。バカを言うな」


仲間なんて…


「俺には、いない…」


健「え…?なにが?」


「なんでもねぇ。じゃあな」


私は、逃げるように早歩きで神龍の前を去った…


てか…


健の様子が可笑しかった…


なにか、あったとか…?


調べた方が早いか…