不器用な人の恋物語


そんな事を思っていたら、2ヶ所から視線が感じる…。見てみると。


陸にぃとかーくんが私を見て笑っていた。
よかったなと顔に出てる。


私も笑い返せば

陸にぃが。
「さぁー学校行きますかね。」


え?でもまだ時間的にまだなんじゃ…。

それを読み取ったのか、葵が「俺たちは早く学校行く方なんだよ。」

と、教えてくれた。

あぁ。なるほどなるほど。


遅くなると混んでるから嫌な訳ね。
なんとなくわかるよ兄弟達。


初めての靴を履き、
「「「「行ってきまーす」」」」

「うふふ。行ってらっしゃい。」


四人で声をそろえて学校に向かった。


「あー。行きたくない生きたくない逝きたくない行きたくない行きたく「うるせーよ。」

あっ愛理ちゃんったらうっかり呪文のように行きたくないを連呼してたじゃないか。

しかも、漢字が違うし。

あぶないあぶない。


葵が止めてくれなきゃ、変な人に思われてたな。

葵に感謝しないと。